派手な色のスカーフを落ち着いた色へ染め替え

【素材】
シルク 100%
今回ご依頼いただいたのは、HERMÈS(エルメス)のシルクスカーフの染め替えです。
元は鮮やかな赤を基調とした華やかな色合いでしたが、
「もう少し落ち着いた雰囲気で使いたい」とのことでご相談をいただきました。
染め替えは、このように「派手すぎて出番が少ない服や小物を、普段使いできる一枚へ」と変える方法のひとつです。
ブランドの品格はそのままに、今の自分のライフスタイルに合わせてよみがえらせることができます。
【縮率】
横 –2.5㎝
縦 変化なし


黒ではなく、“墨黒”を選択
今回のポイントは、真っ黒に染めないことでした。
エルメスのスカーフは、繊細な色使いや美しい柄が魅力ですが、
濃い黒で染めてしまうと、柄そのものが沈み込み、見えなくなってしまう場合があります。
そこで今回は、黒よりも少しやわらかさのある“墨黒”で染色。
スカーフの柄や元の色、仕上がりの雰囲気を見ながら、全体のバランスを整えて染色を行っています。
今回は、柄が完全に消えてしまわないよう、
あえて少し透け感を残す濃度で染色。
元の柄や線画をうっすらと残しながら、
全体を落ち着いた雰囲気へと変化させました。


染め替えによって、新たな魅力へ
「柄は好きだけれど、色が少し派手で使わなくなっていた」
そんなスカーフも、染め替えによって新しい魅力が生まれます。
今の気分や装いに合わせて、
これからも長く楽しめる一枚へ。
染め替えは、“色を変える”だけではなく、
もう一度使いたくなるきっかけをつくる加工でもあります。

