2016年12月2日「北海道新聞朝刊」

普段着のように気軽に

野口染舗 デニム地の着物

創業1948年の老舗「野口染舗」がデニム地の着物を仕立てるようになったのは8年前から。
「日本人と着物の間に出来てしまった距離を縮める」をテーマに、ブランド「Shibun no San(シブンノサン)」をプロデュースした。

和裁と洋裁を融合した独自の縫製で強度、デザイン、用途を兼ね備えたオリジナル の着物で、野口家の家紋「五瓜(ごか)に三つ目」をロゴマークにした。
同店5代目の野口繁太郎さんは「デニムの素材を使用することで、普段着のように気 軽に着てもらえるはず。着物は日常的なファッションという、現代人が忘れてしまっ た習慣を取り戻したい」とコンセプトを語る。

先代から伝わる着物仕立てのノウハウに、和装では使われることのなかったパイソ ンやクロコダイル柄の斬新なデザインの帯、トータルコーディネートの幅を広げる小 物などを加えた次世代のブランドだ。

新聞
野口染舗|創業一九四八年[美しさ、いつまでも]札幌市菊水の染舗です。
タイトルとURLをコピーしました