2015年5月14日「北海道新聞朝刊」

デニム着物の職人取材「思いを伝える記事に」

札東高ボランティア部

 札幌東高(白石区)ボランティア部の生徒12人が白石区役所が区内で発行するフリーペーパー「しろいしおもしろい誌」の記事執筆のため、同区内でデニム素材を使って着物を作る職人を取材した。
同誌は地域情報の発信を目的に2014年2月に創刊され、次号が6号目。若者の地元企業への関心を高めようと、高校生や大学生が取材、執筆するコーナーを設けている。
 東高の生徒は、1948年創業の野口染舗(同区菊水)を訪問。デニム着物を手掛ける職人で、5代目となる野口繁太郎さん(32)から同社の歴史や商品開発について話を聞いたほか、着物を試着したり、染色を体験したりした。
すでに取材を終えた刺しゅう職人ら3人の話とともに記事にまとめ、6月26日発行予定の同誌に掲載する。
 3年生の森川ひな子さん(17)は「『日本人と着物の距離を縮めたい』と考え、デニムの着物を開発した職人の思いを伝える記事にしたい」と話していた。

札幌東高校のボランティア部の皆さんと記念撮影
新聞
野口染舗|創業一九四八年[美しさ、いつまでも]札幌市菊水の染舗です。
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