2013年12月5日「北海道新聞夕刊」

若者ら「洋服感覚で親しみ」

着物を普段から着てもらおうと、呉服業界の取り組みが活発化する中、デニム地の着物姿でクリスマスを祝う初の試み「ジーンズ着物deクリスマス会」が4日夜、札幌市中央区の飲食店で開かれた。

札幌でクリスマス会

きものガールズショップ「キモノハナ」と着物の染め直しや修繕などを請け負う「野口染舗」の共催。20代〜30代を中心に男性20人、女性30人の計50人が参加した。
ジーンズ着物は、伸縮するデニム素材で仕立てた。
しわになりにくく、家の洗濯機でも丸洗いできる手軽さが若年層に受けている。
参加者は持っていない人もいるため、会場では千円で試着用にレンタルで貸し出し、15人が着用した。

〜お客様の声〜

31歳、男性

「洋服感覚で着られて意外と温かい。背筋がしゅっと伸びるし、和服への親しみがわいた」

33歳、女性

「汚しても大丈夫という安心感があって、柄の着物よりストレスがない。こうやってみんなで着物を楽しむ場が、もっと増えてほしい」とビール片手に笑顔を見せた。
和服でクリスマスを祝う「和洋折衷」の会は終始和やかに進み、参加者同士でハイタッチするなど盛り上がっていた。

新聞
野口染舗|創業一九四八年[美しさ、いつまでも]札幌市菊水の染舗です。
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