大切に使ってきた半被を、もう一度

異素材・刺繍のある一着を黒へ

展示会でお世話になった
「ててて協同組合」さまから、色ヤケしてしまった半被の染め替えについてご相談をいただきました。

長く使われてきた半被には刺繍が施されており、素材は和紙とポリエステルの混合素材。

異なる素材が使われていることに加え、刺繍もあるため、
「実際に染めてみなければ、どのような仕上がりになるか分からない」
というところからのスタートでした。

今回、表面に出ている部分が和紙素材だったこともあり、染色を進めることで全体がきれいに黒く染まり、気になっていた色ヤケも目立たなくなりました。

そして、仕上がりをご覧いただき、

「最高に渋くなっており、素敵です。早速、着用させていただきます。」

と、とても嬉しいお言葉をいただきました。

【素材】

本体  綿 100%
刺繍 和紙・ポリエステル



  

刺繍の裏側がポリエステル素材だったので色がほとんど染まっていません。

染め替えは、ただ色を変えるだけではありません。

長く使ってきたものを、
もう一度使いたいと思えるものへ。

今回特に嬉しかったのは、展示会での出会いがこうして実際のご依頼につながったこと。

人とのつながりから新しい仕事が生まれ、
その仕事を通じて、また一つのものがこれからも使い続けられていく。

こうしたご縁を大切にしながら、
これからも「染める」という技術を通して、ものを長く使う選択肢を提案していきたいと思います。


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