ウール素材のマフラー染め替え事例
モンクレール(MONCLER)のマフラーの染め替えです。
【素材】
ウール100%
今まで多くの染め替えを手掛けてきましたが「マフラー」は初めてのご依頼でした。
ストールなどもそうですが、ウール素材の場合は水洗いが不可の品質表示がほとんどです。したがって染色後は縮率が大きく変化する可能性が高いです。
生地の織り方によって染めた後にどのくらい縮率が出るか実際に染めてみないと想像できません。
縮むものもあれば伸びてしまう場合もあります。
カーキ色が色褪せている状態だったのを黒で染め替えをして目立たなくするご提案をさせていただきました。
色は綺麗に染め上がり色褪せがほとんどわからない状態になりました。
【縮率】
染め後の生地の長さ +36㎝
(その後アイロン蒸気で元の長さまで縮めました。)
幅 −0.5㎝
染めて乾燥させた後は極端に伸びてしまいました。
ここまで伸びたことは初めてです。
その後アイロンの蒸気で元の寸法まで縮ませました。
今回は原寸法まで戻すことができましたが元に戻らない場合もあると思いますので詳しく詳細をまとめました。